リボ払いと任意整理に関するQ&A
Qリボ払いをしているのですが、任意整理できますか?
A
任意整理をご検討されている方の中には、リボ払いだと任意整理できないのではないかとお考えになっている方がいるようです。
しかし、どのような返済方法になっているかに関わらず、任意整理をすることは可能です。
なお、リボ払いの場合は元々月々の返済額が抑えられた内容になっていることが多いと思われますので、任意整理をしても月々の返済額があまり変わっていないように感じるということはあり得ます。
しかし、任意整理をすると、多くの場合、完済までに契約上発生することが見込まれる利息をカットできます。
そのため、これまで返済しても返済しても借金がなかなか無くならなかったという方にとっては、大きな変化となります。
Q任意整理をすると、リボ払いはできなくなるのですか?
A
任意整理をすると、信用情報機関に登録されることになります。
この状態を、一般的に「ブラックリストに載る」ということもあります。
この状態になると、任意整理をした相手だけでなく、他の金融業者との間でも新たな借入等を行うことが難しくなります。
したがって、新たに借入れをしてリボ払いで返済していくということは難しくなるといえます。
任意整理は交渉の対象が選べますので、一部の会社だけを任意整理するということもあるかと思います。
その場合で、任意整理しない会社について、特に返済が遅れたりもしていないという場合であれば、新たに借入れを行うのは難しい可能性があるものの、そちらについてはリボ払いで引き続き返済していくことはできるのが通常です。
Q任意整理をした後、もう一度リボ払いをできるようになるまでどれくらいかかりますか?
A
任意整理を行うと信用情報機関に登録され、少なくとも登録されている間は新たな借入れを行うのが難しくなります。
任意整理によって信用情報機関に登録されている期間は、最短で弁護士に依頼した時から5年、最長で返済が終わった時から5年とされています。
また、信用情報機関から情報が抹消されたとしても、貸し出しを行うかどうかは最終的には各貸金業者の判断になります。
経験から言えば、任意整理を始めた時から7、8年経過すると、貸し出しを認める業者もいくつか出てくるという印象です。